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2001年3月7日 ミラスタ、中西未来、田中裕美、土屋美恵子、秋野ひとみ あいどるChu-Mail(渋谷テイクオフ7) |
あいどるChu-Mail最終回だそうです。私自身はちゅまいるをほとんどみたことないので、最後だからという感慨はまったくありません。「どうせミーコ見にいったんだろ」と言われれば「そうです」としか答えられません。しかしこの日のライブ2時間あまりで、私はアイドルというものの(いろんな意味での)深さを再確認することになります。開演前はただただ♪みーこさま♪みーこさま♪とノーテンキに待っていただけだったのですが。 照明が落ちて、ミラスタ(ミラクルツインスタア)が前説に登場。盛り上げるという役割はなんとかやりとげ「"S"ENSATIONAL WIND」(ribbon)先月も書きましたが、ミラスタちゃんは真剣にアイドルというものに取り組んでいるようです。振り付けもハモリもきれいにキマっています。かつてribbonを見たときに、そのアイドルらしさから逸脱しない新鮮さに感動しました。ちょっとかわいいだけでアイドルになれる御時世にここまでアイドルというパフォーマンスを追求するミラスタちゃんには、やはり敬意を表さずにはいられません。歌い終わって曲紹介。「Jリーグが盛り上がっていた頃の曲」などというので場内ブーイング(笑)。オリジナル曲「Rustic Girl」もこれまたていねいな曲。こういう曲ともう1曲盛り上がる曲があるとバランスが取れてユニットとしていい感じ。最後の曲「乙女パスタに感動」(タンポポ)げ!これってこんなに盛り上がる曲だったのか(汗)。いやはやこれは私が迂闊でしたね。ハロプロ系で多用されている歌詞の一部だけをセリフにしてしまうところを、前後のつながりをこわさずにうまくメロディにのせている所はさすがミラスタちゃんだと思いました。好みの問題でしょうが私はミラスタちゃんの解釈のほうが好きです。ribbonにせよタンポポにせよ2人組ではないのにそれも何の違和感もなく、あたかもミラスタの持ち歌のようにしてしまうあたりは、やはりミラスタちゃん自身がアイドル(文化)が大好きなんだなあと感じられて嬉しいです。
中西未来ちゃんは初見でした。偶然、数日前にWeb上で彼女の写真を見て、少しは期待してたのですが……期待を大きく裏切ってくれました。良い方に。ピンク一色の衣装で登場した彼女はどっからどうみてもアルテミス。ちょっと西堀真子系でしょうか。前振りも何もなく歌いはじめます……歌ってます……直立不動で。そう、彼女、ほとんどといっていいほど動きません。マイクを持っていない方の手でかすかにリズムをとる程度です。え?何の曲かって?私もサビにくるまでわかりませんでした。「♪あおいめろんのためいきみたいに〜」どうやら「メロンのためいき」(山瀬まみ)らしいです。視線は宙を舞ってますがちょっとにぎやかなお客さんがいるとそれが気になってしょうがないようです。歌い終わってMC「こんにちわわ……(客:こんにちわわ〜)なかにしみくです……」マイクがようやく拾えるくらいのちいさな声でゆっくりと、CPUで言うと4MHzくらいで彼女は話します。文字どおり古き良きアイドルトークですが、内容は「数学のテストを白紙で出した」とか「落第したらプロフィールも1サバにしてアルテミスっぽくする」とか毒舌アイドルもびっくりな内容でした。どうやらTAKEOFF7で歌うのははじめてとのこと。ああじゃあ歌詞とばしもしょうがないね。いいよいいよみくぽんならなにしても許す(←そう言ってるおまえはダメじゃ)。
田中裕美さま。彼女への敬称は「さま」らしい。ひろみさま。真っ赤なカーディガンと真っ赤なスカート、赤系の花付きリボンで髪をまとめてました。さすがです。 正直に言いますと、この時点でかなり満腹でした。これからみーこさまだというのに。
みーこさまはキャミソール(?)にショートパンツで登場。場所が場所だけにはーちゅライブを思い出しました。長くない髪を無理矢理ツーテールにしたので左右に突き出てます。「KIRA☆KIRA」「大好き!」普段からキラメロやはーちゅで歌ってる曲とはいえ、一人で歌うとこうも印象が違うのかと言うのが正直な感想。どっちがいいとか悪いではないです。みーこさまはみーこさま。手抜き無しです。 このへんで、椅子席左側の客などが大量に退出。最前が半分あく。 やはりヘッドライナーの秋野ひとみちゃん。こちらもキャミ&ショートパンツ。「瞳の中のBlue Sky」「Cerebration」「KARAKURI少女」とオリジナル3曲。古典的な歌謡曲メロディありながら古さを感じさせないアレンジとバレエをモチーフにした(であろう)振り付け、透明感がありつつ適度にクドい(褒め言葉)ヴォーカルなどにむしろ新しささえ感じられます。流れるようなMCから「タッチメドレー」。なんかあちこちで「タッチ」聞くなあ。もう覚えたのでかまいませんが。「だいすき」(高橋由美子)オリジナルでも聞けますが、ひとみちゃんは歌の随所随所の感情のこめかたがきょ〜あく(笑)です。ラストはオリジナル「それが幸せ」一年以上にわたるちゅまいるのラストということで感極まったのか泣いておりました。ライヴ終了後に中西未来ちゃん、田中裕美さま、秋野ひとみちゃんの物販もありました。CDや生写真付き色紙など。 今までもプレアイドルの合同ライヴと言うものは何度か見ています。プレアイドルとひとくちに言っても玉石混合なのですばらかった時、酷かったとき、ダメっぷりが楽しかった時、ストレス発散できた時、いろいろあります。この日のライヴが終わった時に私は清清しさを感じました。「いやあ今日も○○ちゃんかわいかった」というだけではありません。アイドル(文化)は昨日今日出来上がったものではなく、アイドルも客も幾世代もつみ重ねられてきた、リスペクトに値するものだと再確認させられました。大雑把に言えば、70年代……まだアイドルが神聖にして侵すべからずという頃の存在感を持った中西未来、80年代……客が場を作ることの喜びを教えてくれた頃のアイドルを今に伝える田中裕美、90年代……かりそめの実力至上主義に不当に弾圧されていったアイドルが自らの力で再生してきた、その歴史を体現する秋野ひとみ。この日のライヴは、いわば有史以来30年分のアイドルを一度に楽しめたように感じました。一方、ミラスタのribbonトリビュートや土屋美恵子のモーニング娘。トリビュートなどは、自らもアイドルファンだと公言し、その文化の守護者たらんとする意思表示ともとれます。タレント志願の女子らがふたことめには「女優」「アーティスト」などと口をそろえていた頃からすれば夢のようです。 正しい現実認識は大前提です。ですが、我々の大好きなアイドル(文化)のためにも、彼女らと同様に我々が「アイドルファンであること」を誇ってもいいのではないでしょうか。健全な一般人さまには理解できない「何か」を、我々はアイドルたちと共有しているのですから。
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